花火大会デート
浴衣姿で現れたあなたを「わ! ナマエさん浴衣姿可愛いね! すごく似合ってるよ」「髪もいつもと違ってすっごくいい」とニッコニコで褒めちぎってくれる。花火大会の会場へ向かいながら出店で可愛い容器に入った映えそうなドリンクを買って飲んだりりんご飴を食べたりして、きゃっきゃと盛り上がる。そうしながらも、「大丈夫? 足痛くない?」って慣れない下駄を履いているあなたをしっかり気遣ってくれる。花火が始まると手を繋いで、キラキラした目をしながら花火を眺める佐一君。花火と彼と両方に見惚れていると、視線に気付いた佐一君がちゅっとキスを落とす。「ごめんね、あんまり可愛い顔してこっち見てるから、つい」そうやって照れ臭そうに笑う佐一君に、一気に体温が上がるナマエさんでした。
甚平姿に団扇姿で現れる彼。浴衣姿のあなたを見て「ナマエちゃんは絶対浴衣で来ると思ったんだぁ〜! 浴衣も似合って可愛いねぇ」「でも俺の甚平姿も似合ってるでしょ〜?」なんておどけながらもしっかりと褒めてくれる。出店では焼き鳥串や唐揚げと言ったおつまみっぽいものとビールを買って、座って見られそうな場所へ。そっちも美味しそうこっちも美味しいよ、なんて二人で分けっこしながら花火の開始を待つ。花火が始まると、隣に座っていた由竹君はいつの間にかあなたの後ろに回っていて、そっと後ろから抱き締められる形で花火を眺める。この体勢暑くない?んー別に平気、なんてやり取りをしながらも、まんざらじゃないナマエさんでした。
花火大会のお誘いをすると、「わかった、その日は迎えに行く!」という彼。遠回りなのにわざわざ歩いてくるのかな? なんて疑問に思いながら浴衣を着て待っていると、まさかの車で迎えに来る音之進君。え、花火大会の近くは多分車は渋滞するよ!?とびっくりしながら伝えるも、「いいからまあ乗れ」と軽やかに笑う彼に乗せられる。花火大会会場に向かうかと思えば、辿り着いたのはそこから近い高級ホテル。きちんとしたドレスコードに身を包んだ人達が多くロビーにいる中、場違いではと思いながら彼に促されるままにエレベーターに乗り一室に入る。「ここはな、花火がとてもよく見えるんだ。予約が取れてよかった。これで浴衣姿の夢主も独り占めできる」とにっこり笑う彼に、私場違いじゃないかな……としょんぼりしながら言うと「ないをゆか、わいほどむぜやつはおらん!」と早口の薩摩弁で捲し立てられる。慣れない場所に縮こまりながらも、涼しい部屋でルームサービスを取りながらゆったりと花火を眺め、この人は知らない世界を教えてくれるなぁ……と頭がぽわーっとなってしまうナマエさんでした。
浴衣姿で現れたあなたを見た瞬間、息を呑むような何も言葉に出来ないような間が訪れる。あんまりこの浴衣好きじゃなかったかな、なんて不安になっていると「……よく似合ってる」と優しげに微笑む基さん。はぐれたらいけないからな、とそっと差し出された手を握りながら人混みの中花火大会会場へ向かう。屋台で色々買おうとすると割高では? と堅実な彼は気にするけど、こう言う時に買って食べる焼きそばはいつも以上に美味しいんです! と主張して結局色々買ってしまう。場所取りをして花火が始まるまでの間買ったものを食べていると、「……なるほど、確かに美味く感じるな」と彼は笑う。なんだかんだたくさん食べながら花火を待ち、花火が始まると隣に座っていた彼はそっとあなたの肩を抱き、頭を基さんの肩に寄せるように促す。「ナマエといると、今までは知らなかった事が知れるな。ありがとう」私にしか聞こえないくらいの小さな優しい声でそう言われるもんだから、ドキドキして花火どころではなくなるナマエさんでした。
花火大会に一緒に行きたい、出来れば百之助の浴衣姿も見たい! と何度もお願いしてやっとの事でOKをもらう。人混みを嫌う彼は最初こそいい顔をしなかったが、「わかった、ただし当日の行動については俺に任せろ。それでいいなら浴衣で花火を見に行ってやる」と諦めたように了承した。当日、浴衣姿で指定された待ち合わせ場所に着くと、同じく浴衣姿の百之助が現れる。その色気のすごさたるや、すれ違う女性が思わず見惚れるほど。あなたの姿を見つけると「ははぁ、馬子にも衣装だな」と減らず口を叩くけれど「よく似合ってるぞ」とニヤリと笑いながら褒めてくれる。「じゃあ行くか」とついて行くと何故か人の流れとは反対の方向へ。ねえ、会場あっちだよ! と声を掛けるも、「それより何か買っておこうぜ」とコンビニへ寄る始末。出店を少し楽しみにしていたあなたは頭にはてなマークを浮かべながらも軽食や飲み物を買って彼についていく。辿り着いたのは人気のない神社。ねえ百之助もう花火始まっちゃうよ? と言うと「まあ、待ってろ」と彼。腑に落ちないままでいると、花火が上がる音がして思わずそっちを見る。会場よりは少し離れるものの迫力のある花火がそこからはよく見える。えぇ、何ここ! もしかして穴場!? なんで知ってるの? というと「まあ、ちょっとな」と得意げな顔した彼が隣であなたの腰を抱く。「これで満足か?」うん、ありがとう、と花火後いい雰囲気のまま彼の部屋に行くと、花火大会の会場周辺と○やら×やらたくさんメモがついたマップを発見して、彼が一生懸命穴場スポットを探してくれた事に気付き愛しくてたまらなくナマエさんでした。