屋根のある場所で少しだけ様子を見ておくことにした
このまま外へ出ずに様子を見ることにした。雲の流れを見るに、少しすれば止むのではないかと思ったからだ。
私と同じように傘を持たずにどうしようかと悩むもの。きちんと傘を持ってきていて傘を差して帰るもの。傘はないものの諦めたのか颯爽と走り去っていくもの。
様々な他の人たちの様子を眺めながら、私は小さくため息をついて通学バッグの中から英単語帳を取り出した。どうせ帰れないなら少しくらい勉強をしたい、だけど教室まで戻るのは面倒くさいという私のせめてもの行動だった。
一ページ、二ページと単語を暗記しては覚えられたか確認をする。その間に少しずつ下校していく生徒の流れは落ち着いてきた。雨は、まだ止みそうにはない。
決して大粒の雨というほどではないが、帰るまでにはまあまあ濡れてしまいそうな程の雨。
悩んだ末に私は、パタンと単語帳を閉じ、そして――……
①自習室へ戻って勉強することにした
②諦めて走って帰ることにした